職人と、道具と電動工具。
日記
2007年5月28日
『大工の腕をみるには、使っている道具をみるといい。』
と、設計事務所に就職したての頃、先輩から教わった。
もう、20年くらい前の話。
腕のいい職人は道具の手入れを丹念にして、大事に扱っているためだが・・・。
でも今は、工事現場に置かれているのは道具ではなく”電動工具”。
モノを大切に扱うという点で共通はしているが、
電動工具の手入れをしている大工さんて、
何かちょっと違う!?って思ってしまう。
少し前の工事になるが、
Jパネルという板状のモノを木の骨組みに張った時のこと。
パネルが36ミリと厚く、通称”てっぽう”という釘を打つ電動工具が使えず、
釘を一本一本、
金づちで打っていった。
何とも小気味いい音が響き渡った。
電動工具を使った音は騒音にしか聞こえず、近隣に迷惑をかけてしまうが、
道具を使う音というのは、本当に気持ちイイ音がする。